(13日、第107回全国高校野球選手権香川大会2回戦 志度8―1香川高専高松=8回コールド)
試合で記録員を務めた香川高専高松の下原悠愛(ゆうな)マネジャー(3年)は試合後、泣いていた。
父や兄の影響で小学生の頃からテレビで野球を見始め、「マネジャーとして(選手を)サポートしたい」と思うようになった。「チームで戦うところがかっこいいスポーツ」だと思った。
高専に入学した当初は一緒に入部する友だちがいないため、マネジャーになることをあきらめた。しかし、あこがれは捨てきれず、2年生の4月から入部した。
マネジャーのほかにも、学生会長、ダンス部の活動と、「3足のわらじ」を履く。学生会長に立候補した演説のときには、一番前で野球部員が声を張って応援してくれた。文化祭でダンスを披露したときにも、監督や部員が見に来てくれた。
高専での学びは5年。引き続き、野球部でマネジャーは続ける予定だ。